めんや 安寿

2024年7月29日

めんや 安寿(金沢市)  石川県庁から約1.6km

店舗外観

美味しいとの評判を聞いて初訪問

自分の行動パターンでは出会わなかったであろう立地

詳しい事は知りませんが、今年の3月に先代店主が店を閉められ、この店を愛した現店主が先代から受け継ぐ形で営業を再開したようです

先代の味を知らない者のレビューとなる事を予めお断りしておきます

メニュー

メニュー

メニューはこの2種類

ラーメン以外で選べるのはごはんと替え玉のみ

食券機

注文は食券機で

押せるボタンが少なすぎるw

迷いましたが、今回は濃厚煮干しそばに

後日、中華そばも食べたので今回は連続で紹介します

実食!

細かな事は後半で触れますが、大前提として無化調

とにかくこだわって作られてるラーメンです

濃厚煮干しそば
濃厚煮干しそば 1000円

スープを口に含むとまず”煮干し”がやってきますが、エグみ・雑味などは一切感じず、煮干しの美味しい部分だけが抽出されている感じ。その後さらに奥から違った味わいがやってくるというか

表現が難しいんですがすごく余韻のあるスープで、飲み込んでもしばらく味わいを楽しめる感じ?

複雑でわかり難いって意味じゃなく何段階にも味が変化するような感覚があり、何なら店を出る時まで余韻を感じてたほど、奥行きのあるスゴいスープでした

チャーシューはしっかりめの肉質に味染みも◎

香りが立ったネギ、素のままで甘みの強いタマネギ

柔らかくて長めの穂先メンマと、具材はいずれも拘ってんだろうな…と唸らされる質でした

これだけ色々と感じさせられるラーメンも珍しいかと

中華そば
中華そば 900円

こちらはあっさり系(濃厚煮干しもいうほどコッテリという訳ではありませんが)

スープについてはこちらも奥行きがある感じ

まず醤油が来て、その後に鶏ガラ、魚介と色々な味がやってきます

あくまで個人の感想です(謎

具材も同じく、非常に質の高い品々でした

こちらも抜群に美味い!

店主さんのこだわり

今回このブログを書くにあたっては何から書けばいいやらってくらい色々思うところがあり

とにかく店主さんのこだわりの強さを感じずにはいられませんでした

店内に店員はお二人、店主さんとフロア担当の女性ですが、ラーメンは全て店主さん一人で作ってます

ラーメンは一つ一つ丁寧に作られるためマルチタスク化がされていないと言えばいいのか

見ていた限り、同時に作れるラーメンは3つ それを完全に作り終えてから次の準備が始まる感じ

決まった時間で麺を茹で、かえしの量も正確に測り…

盛り付け

麺は全てが菜箸でキレイに梳いて盛り付けられます

なのでラーメン画像の麺線、めっちゃキレイですよね

一般的なラーメン屋だと味に多少のバラつきはあるものでしょうが、これだけ丁寧に作られると同一日での味のバラつきはほとんど無いんじゃないでしょうか?

もはや”作品”ですねコレ

客数は決して少ないわけではありません

もう一人、厨房に入れて役割分担すれば回転は上がるんでしょうが

店からの告知

このようにお断りがされてます、一杯ずつ心を込めて作ると決めているんでしょうね

 

そんな店主さんですが愛想も大変よく、お客様全員に笑顔で挨拶とお礼を伝えられていました

これも関心したポイントで、とても丁寧な接客でした

営業時間

営業時間は11:00~14:00(スープが無くなり次第終了)

月・火曜定休+不定休で営業日は決して多くもなく

営業日に訪問して臨時休業だった事もありました

事情はわかりませんが、仕込みが色々大変だったりするんですかね?

公式のXには営業日カレンダーが載ってるので行く前にチェックした方が良いかと思います

駐車場

駐車場

店の正面に6台、裏に4台の駐車場が有ります

感想

まぁ~こんな長い記事になろうとは(謎

丁寧に作るって姿勢だけじゃなく、素材も味も一級品だと思います

気になるのはラーメン屋ってこんな大変だっけ?って客の視点で思っちゃった事

こんなに美味しいラーメン店なんで長く続いて欲しいと願ってますが、根を詰め過ぎないよう無理なさらず頑張っていただきたいです

叶わぬ願いですが先代のラーメンも食べてみたかったですね

 

評価:【A】金沢に来たなら是非食べていただきたいオススメのラーメン店です